稲さんの株式講座

稲さんのよもやま話【2】用語解説「上場」「配当金」「投資信託(ファンド)」

株に限らないことですが、様々な分野で専門用語があります。
例えば、ラグビー。
昨年の今頃は、ラグビーワールドカップのおかげで、にわかファンの私も試合を見ながら「ノックオン」とか「ジャッカル」などの新しい言葉を覚えました。

株にも専門用語がたくさんあります。
講師の先生もやさしい言葉でわかりやすく説明してくださっていましたが、耳慣れない言葉も出てきたかもしれません。
わからない言葉があったら会場で勉強会が終わったあとや、受講者のチャットワークス、アンケートなども利用してどんどん質問してくださいね。

聞きそびれた時や、後から調べたくなったときはWEBで調べることもできます。
疑問はそのままにしないでその都度解決していきましょう!

ここでは第1回の勉強会で、引っかかったのではないかと思う言葉をあげておきます。

【上場】

株式を外部から募った新たな出資者に譲渡することができ、株主が不特定多数かつ広範囲に分布する株式会社を公開会社といいます。

また、株式の取引は公開市場で行われることが多く、株式等が取引所が開設する市場で売買可能になることを上場といい、その企業を上場企業といいます。

日本には、東京証券取引所(東証)名古屋証券取引所(名証)福岡証券取引所(福証)札幌証券取引所(札証)の4つの取引所があります。

その中で圧倒的に大きいのは東京証券取引所で、東証だけはさらに第一部(東証一部)第二部(東証二部)マザーズ、JASDAQ(ジャスダック)に分かれています。

上場企業は、なりたい企業がどこでもなれるわけではなく一定の基準を満たすことが必要です。

また基準を満たしていても証券市場を通してお金を集める必要がないと判断してあえて上場しない企業もあります(サントリー、JTB、佐川急便など)

 

【配当金】

会社が事業を行って得た利益の一部を投資した株主に支払う場合、そのお金を配当金といいます。

利益が出ていないときは「無配」となったり、前回より多く支払う場合には「増配」減じる場合には「減配」となり、一定額が約束されているわけではなく、事業の好調不調によって変動します。

また事業が好調であっても、利益を事業の拡大や先行投資に使うことを優先して、株主に配当金として支払われない場合もあります。

【投資信託(ファンド)】

投資家から集めたお金で、専門家が選んで組み合わせた株式や債券などを買うものです。

投資家にとっては、専門家に選んでもらえることや少額でたくさんの種類の株を分散して買えるメリットがありますが、手数料がかかる分利益が出にくいというデメリットもあります。