最近テレビCMをよく見る(5201)AGCという会社、以前は旭硝子株式会社という会社でした。もちろんガラスの製造が今でもメインの事業ですが、今ではそこから派生した様々な複合素材を開発していてガラスだけを扱っているように思える社名では実態にそぐわないということで社名変更をしたようです。このように、時代の流れに応じながら事業が発展するにつれて、事業内容と社名にギャップが生じてきて社名変更をするということは、歴史が長い会社にはありがちです。
事業内容だけでなく「名前が古めかしくて時代に合わない。新しいことに挑戦している会社であり続けることを社内外に示すために社名も一新!」というような場合もあるでしょう。私の年代の人間から見ると、昔は漢字の社名だったのに、カタカナやアルファベットの社名に変わった会社が多いなあという気がします。
皆さんに馴染みのありそうなところで言うと
福武書店→ベネッセコーポレーション
松下電器産業→パナソニック
山梨シルクセンター→サンリオ
健康コーポレーション→RIZAP
日本警備保障→セコム
島村呉服店→しまむら(これは私も知りませんでした!)
と言ったところでしょうか?
調べてみると他にもいろいろありそうですね。
大きな社名変更をしなくても事業が多角化した実情に合わせて花王石鹸→花王、富士写真フイルム→富士フイルムなど社名をマイナーチェンジする会社もたくさんあります。事業内容と照らし合わせながら企業名の変遷を見るのも企業研究のひとつとして面白いですね。