投資コラム

稲さんのよもやま話【42】 配当金で株を買う

6月26日の土曜日、我が家のポストには15通以上の封書が届きました。中身は株を持っている会社からの配当金のお知らせや株主優待のクオカード、商品券、クーポンなどです。6月は配当金だけで今の時点で10万円以上のお金が証券口座に振り込まれています。毎月これぐらいのお金が振り込まれるようにしようというのが目標です。

さて、これぐらい配当金が入ってくると、そのお金でまた配当金や株主優待がもらえる株を買うこともできます。まさにお金がお金を生む状態を作っていると言えますね。

私も今月もらった配当金で、配当金や株主優待がもらえる株を買いました。年金をもらい始めたら配当金は再投資せずに使おうかなと思っていますが、今はまだお給料をもらっていますので、もう少し再投資を続けます。いや、年金をもらい始めても余裕があれば、株を買いたくなってしまうような気がしますが(笑)。

配当金で株を買うというのは元手をかけずに株を手に入れたような気がして嬉しいものです。最初資金が小さいうちは、単元で株が買えるほどの配当金は入って来ないかもしれませんが、ネオモバイル証券など1株単位で買える株なら数千円で買えます。数千円どころか数百円で買える株もあります。そういう株を買ってみるのもいいかもしれません。

今世界で一番有名な投資家の一人、ウォーレンバフェット氏の自叙伝のタイトルは「スノーボール」です。「借金が雪だるま式に増えていく」という表現もありますが、お金は借金も資産も雪だるま式に増えていくものなのです。最初のうち雪の玉が小さいと一度転がしても大きさはそれほど変わらないので、資産ならつまらないでしょうし、借金なら油断してしまうわけですが、何回も転がしているうちにひと転がしでとても大きくなるようになるのです。

若いうちから続けていれば、いつのまにか、思いがけなく資産の雪だるまが大きくなっていることに気づく日がきっとくると思います。それまでは毎年配当金が一番たくさん入ってくる6月に前の年の6月よりどれだけ増えたか比べながら成長を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。