投資コラム

稲さんのよもやま話【44】 日本は起業志向の 若者が少ないらしい

(3641)パピレスの株主優待でRenata!で使える10000ポイント(10000円+消費税相当)と交換可能なギフトコードがいただけるのですが、それを利用して「スタンドUPスタート」という漫画を買ってみました。少し前のテレビ番組で風間俊介くんが紹介していて面白そうだと思ったのです。

いろいろな事情で人生に挫折感を味わったり岐路に立ったりした人が、主人公に導かれて起業し、人生を切り開いていく物語です。面白いですよ。

この漫画の中でも出てきますが、日本は起業志向が低い「起業後進国」なのだそうです。たしかにほぼ全員と言っていいほどの学生が「就職活動」をして、どこに「雇われるか」という選択肢の中だけで卒業後の進路を決め、就職したら定年までサラリーマンとして働き続けるのが当たり前な社会ですよね。

安定性を求める日本人の気質もあるかもしれませんし、起業をするための環境が整っていないということもあると思います。ですから、誰もが学校を卒業したら企業へ就職なんかしないで起業したほうがいいかというと、そうとも言えないと思います。でも資本主義社会の中では実は「雇われる」身である「労働者」よりは雇う側になることや、その企業に投資する資本家になることの方が有利なのは確かです。

企業に就職しても株式投資をすることで「労働者」と「資本家」を両立させることはできます。そういう意味でも株式投資をするということは経済的に自由な人生をおくるためには大事なことです。副業という形で何か起業してみる、それが軌道に乗って面白ければ、それを本業にしていく、という発展のさせ方もあると思います。

いずれにしても、特に若いうちは、自分の進路の選択肢はどこかの会社に就職して定年まで会社員として働くことだけではないということをはっきりと認識し、視野を広げて自分の未来の可能性を検討してみるのがよいのではないかと思います。