日本は3月決算の会社が多いという話は何度か書いたと思いますが、その会社からの配当金と株主優待は大体6月頃もらえます。というわけで、たくさんの会社の株を保有している投資家にとって6月は配当金と株主優待が毎日のように届く、一年で一番嬉しい季節(笑)
私も200銘柄ほど保有しているので6月に入ってからは、毎日郵便受けに何通もの封筒が届いています。上旬は株主総会の案内も多いのですが、それと同時に株主優待品(クオカードなど)を入れてきてくれる会社もありますし、配当金のお知らせが入ってくる会社もあります。
一番多い時期には封筒が輪ゴムで束ねられていることもあります。これだけくると、嬉しいけれど、封筒を開けて中身を確認するだけでも一仕事で、ちょっと忙しくもありますね。
200銘柄保有というと、すごい投資家みたいですが、実は私の場合はネオモバイル証券で買っている端株も多いので株の世界でよく言われる「億り人」(株の総額が1億円以上の投資家)というわけでもありません。
そして、この端株の配当金に関しては実は配当金のお知らせがくるたびに、嬉しいより申し訳ないような気持になってしまいます。なんせたったの1株しか持っていない会社もあって、そんな会社は配当金が50円もなかったりするのです。郵送費の方が高いような配当金のお知らせを送ってきてもらって、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。(;^_^A
一方高配当で株数も何単元か持っている会社からは1万円近い配当金が入ってくることもあります。配当金を目的に(2914)JTのような高利回りの株をたくさん持っている人は(株そのものの含み損の額はさておいて)配当金が一度に何十万円も入ってくるという人もいます。(JTは12月決算なので配当金が入ってくるのは3月ですが)。
そうなってくると配当金を元手にしてまた配当金や株主優待がもらえる株が買えますから、どんどんお金が増えていきそうですね。まさにお金がお金を生んでいる状態です。
今どき銀行に100万円お金を預けていても利子は10円か20円しかつきません。三菱UFJ銀行に63万円預けても利子は多分1年で10円ぐらいしかつかないと思いますが、63万円で三菱UFJ銀行の株を1000株買えば年間27000円の配当金がもらえるのです。NISA口座なら税金も取られません。
ちなみに私は三菱UFJ銀行の株を484円で買いました。今日の終値で622.3円ですからもし今売れば、配当金以外の売却益も出ます。こういうことを考えると、銀行に貯金しているのがばかばかしく思えてくるかもしれませんね。ただし、もちろんこの先株価が下がって配当金以上の含み損が発生するリスクはあるのですが。
連続増配と言って毎年少しずつ配当金を増やしてくれているような会社は息長く成長を続けていくことも多いので、若いみなさんが長期で持ち続けるのには向いているかもしれません。配当金を楽しみながら長くおつきあいできそうな優良企業も長期投資家には頼もしいパートナーです。