持ち株の(2303)ドーンという会社の株が昨年12月に急上昇してストップ高になったことがありました。持株がストップ高になったというと何か大儲けしているみたいですが、私は分散してたくさんの銘柄を少しずつ持っています。そしてドーンは1株単位で買えるネオモバ(ネオモバイル証券)でたったの5株しか持っていませんので、ストップ高でも2500円ぐらい含み益が増えただけです(笑)。
この会社は地理情報システムの開発・販売と防災分野のクラウドサービスを行っている会社です。株価が急上昇した原因は12月10日に「110番時に映像送信 通報者、現場から 来年度に全国導入へ」というニュースが流れたからです。
事件や事故の現場に居合わせた人が110番通報する際に、スマートフォンで撮影した映像を同時に送るということで、現在は兵庫県警が先行して運用を始めています。スマホの映像から現場の状況をよりよく把握でき、現場に向かう警察官が的確な対応の準備ができるということだそうです。これが全国の警察で導入されるのです。ということは全国の警察にそのためのシステムが導入されることになり、それにドーンが関わってきそうだということでしょう。
このニュースでスマホにはそういう役立て方もあるのだなあという点に感心しました。
最近は災害時のテレビのニュース番組でも現地で一般の人が撮影したスマホの動画が使われることがよくありますが、その画質の高さには驚きます。(若い皆さんは当たり前のことと思って見ているかもしれませんが。)
私が中高生の頃にはそもそも携帯電話なんてありませんでしたからね。メールもありませんでした。今25歳になる子どもが生まれた時に夫との連絡手段として初めて我が家でも携帯電話を購入しました。そんな私にとっては中高生でもスマホを持つような世の中になったのはものすごい変化です。特に今のスマホは、もはや電話というのは機能のうちのほんの一部でパソコンを持ち歩いているようなものですからね。
若い皆さんは20年30年という時間の流れの中で劇的に進化するものを実感することはまだないと思いますが、この先たとえば自動運転の車が街を走るのが当たり前になった時などに自分が中高生だった頃には考えられなかったと振り返るような時が来るかもしれませんね。
インターネット分野などの新しい技術は、おそらくこれからも急速な進化を続け、それに伴って世の中はどんどん変わり、新しいビジネスも生まれていくのでしょう。そんな変化を投資という視点からも眺めれば、より楽しみが増えるのではないでしょうか。