12月になりました。
今年の新語流行語大賞は「3密」に決まったそうですが、本当にコロナに明け暮れた1年になりました。
さて、そんな今年は子年(ネズミ年)でしたが、株式投資には干支のアノマリーというものがあります。
アノマリーというのは、合理的には説明できないけれど「なぜかそういうことがよく起こる」
ということを指す言葉で、株にはたくさんのアノマリーが言い伝えられています。
「節分天井彼岸底」のように昔から言われていて、株のことわざのようになっているものもありますが、
たとえば近年になって言われるようになった面白いものでは「ジブリの法則」というのがあります。
金曜ロードショーでジブリ作品が放映された次の月曜日は、なぜか株式市場が大荒れになるというものです。
本当に荒れるかどうか今度金曜ロードショーでジブリ作品が放映されることがあれば確認してみてくださいね。
さて、それで干支のアノマリーですが
子(ね) :繁栄
丑(うし) :躓き(つまずき)
寅(とら) :千里を走り
卯(う) :跳ねる
辰(たつ) :天井
巳(み) :天井
午(うま) :尻下がり
未(ひつじ):辛抱
申(さる) :騒ぐ
酉(とり) :騒ぐ
戌(いぬ) :笑い
亥(い) :固まる
と言われています。
今年はコロナで一時は大きく株価が下がりましたが、後半は株価が上がり続け
現在はなんと1991年以来29年ぶりの高値を更新しているという状況です。
日経平均は近いうちに3万円になるのではないかという予想もささやかれるようになりました。
3月4月には想像もできなかったような展開で、今の相場は好景気で株価が上っているわけではありませんが、
株価を見た限りでは子年の繁栄は当たっているのかもしれません。
そして来年の躓き(つまづき)は気になるところです。
それでも、もし来年アノマリーどおり株価がつまづく年であれば、
これから長期に渡って投資を始めるみなさんにとっては悪くないスタートと言えるかもしれません。
買う銘柄を吟味する一方で市場全体の動きにも注目してタイミングを考えたいですね。