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稲さんのよもやま話【11】 「株」と「宝くじ」ギャンブルはどっちだ!?

もうすぐ年末ジャンボ宝くじが発売になるようですね。
皆さんは宝くじを買ったことがありますか?

若い頃は何度か買ったことがありますが、今は宝くじの券を見ていると
「あれが株券であれば、ほとんどの会社が倒産するようなものだなぁ」と思えて、
買えなくなってしまいました(笑)

でも宝くじを買った時に「とらぬ狸の皮算用」で、当選金の使い道を家族や友人と妄想する時間は
とても楽しかった記憶があります。
そういう意味では、娯楽として妄想の時間を楽しむのであれば、アリかなぁとも思います。

ところで日本人は、株式投資をしている人を
「ギャンブルをしている人」というネガティブな目で見つつ
自分は宝くじを買うという人は多いです。

でも実は、宝くじこそが公営ギャンブルなんです!!

公営賭博(こうえいとばく)とは – コトバンク
大辞林 第三版 — 地方公共団体が施行する競馬・競輪・競艇・オート━レース・宝くじの通称。
それぞれに特別法がある。公営ギャンブル。
kotobank.jp

しかも宝くじの還元率は競馬や競輪に比べても断然低く、半分以上は胴元(自治体)の収入となることから
「愚者の税金」「貧者の税金」と言われています。

一方、株式投資は〝投資″であり、ギャンブルではありません。
一定額のお金をみんなで奪い合い、誰かが得をした分、誰かが損をするのではなく
成長する企業に投資した人は全員、成長の見返りとして利益を得ることがきます。

しかし中には、投資というより投機的な(ギャンブルのような)株の取引をする人もいます。
何かの情報がきっかけで大きく上がったり下がったりする株を
短期間のうちに売買して利ザヤを取るような取引です。
短期間で取引を終えるので、その会社の長期的な業績の推移などは関係ありません。

そして「株をやっている」というと、
一般的にはそのような取引のイメージが強いようです。
だから〝株=ギャンブル″に結びつくのでしょうね。

短期的な取引で利益を出す人もいますが、それで成功し続けるのは難しく
長期的に成長が見込まれる会社の株を長期間保有して、利益を得る方が私には、
より失敗の少ない方法のように思えます。